弱視訓練用タブレット【オクルパッド】の導入

弱視訓練用タブレット【オクルパッド】の導入

当院に導入した弱視訓練器オクルパッドと専用眼鏡

2025年12月より弱視訓練用のタブレットを導入しております。

弱視のお子様は精密検査後に作成した眼鏡をかけて視力を改善させますが、眼鏡をかけた状態で集中して物を見る訓練をすることにより視力を回復させることできることがわかっています。ただ、3歳くらいの小さなお子様がご家庭で集中して訓練することは現実的に難しいことが多いです。
特に、左右の屈折の度数に差があり良い方の眼を隠して弱視の方の眼だけで訓練するアイパッチは小さなお子様は、一時的に見えなくなってしまうのでとても嫌がります。

北里大学での研究で開発されたのが、両眼開放下でご自分の眼鏡の上から特殊な専用の眼鏡をかけて物を見るタブレットです。ただ物を見るだけでなく、視力が向上するように考案された専用アプリを使用してゲーム感覚で訓練するタブレットでオクルージョン(遮蔽)+iパッド=【オクルパッド】という名前になっています。

あまり長時間タブレットを使用すると近視進行になる恐れもあるため、当院では1回30分の枠で実際の訓練は片眼につき7分、両眼で14分、週1~2回としています。
同日に1~2か月に1回、弱視に対する検査と診察を受けて頂くスケジュールになります。
オクルパッドによる弱視訓練・検査・診察は、通常の保険診療で行うことができます。
既に開始されているお子様がいらっしゃいますが、とても楽しく取り組んでいて微笑ましい光景になっています。実際に左右差のある屈折の2歳のお子様が3歳になる頃には両眼とも視力が1.2までみるみるうちに上がり驚いたこともあります。

小さなお子様が安全に座って頂けるような椅子を同時に準備致しました。
直ぐ横には保護者様に座って一緒に見届けて頂けるように、またお子様が集中して訓練ができるように専用のスペースを設置しております。
詳細はホームページの画面下方の「メニュー」→「小児眼科」→「タブレット型弱視訓練器【オクルパッド】」をご参照ください。
完全予約制になりますので、お電話・受付カウンターでの対面での予約になります。

オクルパッドの訓練スペースと、お子様用・保護者用の椅子

小さなお子様が弱視と診断された時には、お父様・お母様が気落ちされてしまうことが時々あります。ご不安になることも多いかと思いますが、当院では小児眼科の経験数が多いこと、斜視・弱視の経験が豊富な視能訓練士2名が常勤でおりますのでお任せください。
3歳半頃から弱視治療を開始していれば殆どの症例で視力の回復が見られます。
斜視を伴う場合や難症例もありますので一概には言えませんが。
但し、眼鏡をかけてお子様が見える状態にしてあげることが必須の条件になります。

「なぜ、こんな小さな時から眼鏡なの?」「あまり早いと近視にならないの?」
と言われることがありますが、通常の近視とは違います。
8歳頃までに視力が1.0以上になる通常の視力に育て上げていないとそれ以降は難しくなることがありますので、見えていないのでは?と思われる様子に気付かれたら、早めに一度ご来院をお勧め致します。お電話のご予約でお問合せください。
スタッフも私も流山おおたかの森で子育てをしていますので、お子様や保護者の方のお気持ちはとても共感できます。何かお困りの事がありましたら検査時・診療時にお声がけください。少しでもお役に立てれば幸いです。