両親が強度近視だとお子様の近視のリスクは11倍以上!

近年、お子様の近視が世界的に増加しており問題視されています。
特にアジア太平洋地域及び東アジアの近視有病率は高く、2050年には人口の2/3が近視になると推定されています。
日本でも近視は深刻な課題で、小児の裸眼視力1.0未満の割合(近視有病率)は約40年前と比較して増加しており、日本の小学生における近視有病率は35~40%(1/3以上)と報告されています。
その背景にはスマホ・ゲーム・パソコンなどのデジタルデバイスの普及が大きく関与しているとされています。
このような環境因子の他に遺伝因子も大きいことがわかっており、以下のことを直近の学会で報告されています。
★どちらかの親が中等度(-3D~-6D未満)以上の近視の場合、子供の近視のリスクは上昇する
★両親が共に強度近視(-6D以上)である場合、子供の近視のリスクは11倍以上に上昇する
★両眼が共に近視である場合、子供の近視進行速度も速い傾向がある
近視の進行は遺伝因子と環境因子が多いとされているため、環境を整えて、少しでも近視の進行を防ぐための予防策としては以下の5項目が推奨されています。
- 30cm以上離して物を見る。
- 30分毎に20秒以上、休憩を取って遠くを見る。
- 正しい姿勢になるように、椅子や机の高さを調節する。
- 500ルクス以上の十分な室内照明を確保する。
- 1日2時間以上(少なくとも40分以上)の屋外で活動する、日陰や木陰でも可。

学校の休み時間はタブレットから離れて、熱中症に注意しながら、屋外へできるだけ出るようにしましょう。木陰や日陰でも有用です。
近視が進行すると、将来的に緑内障、白内障、網膜剥離、黄斑変性などを発症するため、早い段階から近視進行抑制治療を開始することが求められています。逆に、近視の進行を治療で抑制できる時代になってきたという点では、朗報でもあります。
ご家庭でもお子様の様子を是非ご確認ください。
