アデノウィルス結膜炎

今年度夏前からアデノウィルス結膜炎がずっと流行しています。例年は夏と冬の二峰性ですが、今年はずっと続いています。


それも、充血・まぶたの腫れ・めやに がひどく、結膜炎治癒後も角膜上皮下混濁(角膜上に白い斑点が多数できる)がじわじわと再発する患者さまが多いです。
その程度が酷いと視力低下を自覚されます。また、炎症が強い場合は角膜上皮びらんになり途中経過で激痛を伴うことがあります。炎症が強くないうちに治療を開始することがベストです。コンタクトレンズ使用は早期から中止してください。

「偽膜」という白い膜が強い炎症により結膜に付着することがあり、早期に取らないと結膜にくっついたままになってしまうことがあります。
発症早期から炎症を抑えることが重要ですが、結膜炎が治り点眼を中止した後に角膜上皮下混濁が出現することがあるので、経過をしばらく追うことが必要であると感じています。

“ただの結膜炎”ではなく視力に影響することがありますし、また、ご家族や周囲の方への感染力が強いため、怪しいなと思われたら、お早目に受診されることをお勧めします。

時々、似たように充血が激しく出る疾患で、虹彩炎(目の中に炎症が起きる)、ヘルペス性結膜炎、強膜炎・・・などがあり、放置するとどんどん増悪することがあるので注意が必要です。

アデノウィルス結膜炎は発熱するタイプとしないタイプと型番が色々あります。
接触感染>空気感染のため、よく手洗いをすること、触ったところはアルコールで拭くことをお勧めしています。

流行性角結膜炎のため学校や保育園は登園登校できず、勤務はお休み又は周囲の方と接しない方法で勤務を、と指導しています。
特にお子様の登園登校ができないと、お父様・お母様のご負担が大きいと思うので、当院ではできるだけ早く回復させながら合併症を残さないように努めております。
と同時に周囲への感染があってはいけないので、感染力がないと判断してからの登園登校の許可となりますことをご了承ください。